データ de スポーツ とは
プロジェクト概要
「データ de スポーツ」とは、GPS等のデジタル機器とデータの力を活用することで、一人ひとりの運動能力を分析・可視化し運動能力向上に楽しくチャレンジできる市民、 特に小中高生・大学生などの若者世代を増やすためのプロジェクトです。私たちは「データ de スポーツ」プロジェクトを通じて 個人の成長段階・能力・個性に応じた運動プログラムを提供することで、 市民全般が、自分の成長を楽しく追求できる運動環境の実現を目指しています。
ファシリテーターが得られる4つのスキル
スキル1 データ・コレクション
GPS等の機器を活用し、必要なデータを正確に取得できる力
スキル2 データ・アナリシス
取得したデータを的確に分析し、対象者の成長や運動能力を明らかにできる力
スキル3 予測・フィードバック
データを元に、個人やチームの成長の見通しをたて、個別にフィードバックする力
スキル4 ファシリテーション
プログラムを企画・設計・運営し、参加者の意欲を高め、有意義な場をつくる力
活用想定
活用シーン1 学校体育の現場
データを活用し、子どもたち一人ひとりの成長を後押しし、運動を楽しむことができる学校体育の実現のために
活用シーン2 小中高の部活動や地域スポーツクラブ
怪我を防止し、一人ひとりが楽しめる、ひとりひとりに最適化できるトレーニングの実現と、その結果としてのチーム強化のために
活用シーン3 地域の健康増進活動
参加者個人の健康状態、運動能力と目指したいゴールに合わせた健康増進活動の企画・実施のために
活用シーン4 大学・社会人・プロチームでのトレーニング
GPS等のデータを活用した、怪我の防止と個人のパフォーマンスの最大化を実現できるトレーニングの企画・実施の第一歩として
詳しくは「ファシリテーター養成講座」ページをご覧ください。
運営体制
運営団体:
慶應義塾大学大学院SDM研究所スポーツシステムデザイン・マネジメントラボ
issue+design(特定非営利活動法人イシュープラスデザイン)
慶應キッズパフォーマンスアカデミー
運営委員:
神武直彦(慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科 教授)
筧 裕介(慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科 特任教授 / issue+design代表)
太田千尋(慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科 特任助教)
和田康二(慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科 特任助教)
臼井 智洋(ストレングス&コンディショニングコーチ)
詳しくは 「運営体制」ページをご覧ください。
課題背景
地域のスポーツクラブ、ジュニアユース、体育・部活動・クラブ活動では、今でも画一・横並び、精神論優位、経験主義的な状況が一般化しています。その結果、スポーツ・運動を楽しむ機会や喜ぶ機会が失われ、若者世代を中心にスポーツ・運動離れがますます深刻になってきています。
課題1 運動能力の低下
新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、この2年半の間、地域の子どもたちが本来得るはずだった運動機会及び社会参加の機会が著しく失われています。体育等の日常機会だけではなく、運動会やスポーツ大会等の行事機会も全て中止になり、また外出自粛・禁止令が出たことにより外遊び等の機会も失われ、子どもたちの運動能力は著しく低下をしています。幼少期に運動機会が満足に得られないことで、運動習慣がないまま中高生・大学生・大人になってしまう人たちもいます。
課題2 運動能力の格差がもたらす低い自己肯定感
コロナ禍以前より、他者との競争を前提とした運動・スポーツプログラムにおいては、優劣を成績や順位等で明確につけることを是としており、運動能力の格差によって子どもたちの自己肯定感が著しく低下をしています。画一的な評価軸が設定されている学校教育により、幼少期から形成された劣等感・運動嫌いを抱いている中高生・大学生・大人も一定数存在しています。
課題3 画一的・強制的な教育や部活動によるジュニア世代の怪我
学校・地域の運動クラブ等では、個々人の走力や跳躍力等の運動能力を的確に把握することが難しく、体格や運動能力に関わらず、画一的な指導がなされており、怪我リスクが非常に高い状況が生まれています。必要以上に高負荷な教育・部活動を強いられることでジュニア世代の怪我は増加傾向にあります。ジュニア世代に負った怪我を抱え、生活や運動に一定の制約を受けながら暮らしている人も珍しくありません。
お問合せ
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